中国雲南省の棚田
- 2012/1/4
- オアシス不動産, 徒然トピックス
- estate-tokumaru
雲南省元陽は中国国内はもとより、世界中の写真愛好家が訪れる撮影地が多く点在することで有名である。写真家たちのお目当てはもちろん、元陽周辺に広がる棚田である。元陽県は総面積は150平方キロ、人口35万、ハニ族、イ族、ミャオ族、タイ族などの少数民族が住み、その多くは棚田で米を作っている。この辺りの海抜は1400m~2000mで霧と雨が多く、稲作には適した土地で唐の時代から、棚田が有名なところだった。統計によると元陽県の棚田は総面積12万ha。ちなみに、日本の総棚田面積は、22万haだから、この元陽県だけで、日本の棚田面積の半分以上が集中していることになる。
元陽の棚田は世界の奇跡と言えるまでに壮観で、「ハニ族の雲の梯子」の美称でも呼ばれている。ハニ族が作り上げたこの美しい元陽の棚田は他の棚田には見られない優れた特徴が4つある。ひとつは、その耕作面積の広大さだろう。大小様々な形状のそれぞれ異なる棚田が連綿とつづく。このような壮観な風景は元陽でしか見られない。ふたつめは、築かれた土地の険しさである。12°‐75°の斜面に棚田を作り。このような棚田は世界でもまれである。みっつめは、段数が多く、5000階もある棚田がある。よっつめは、標高である。棚田は谷間から海抜2000mの山上に伸びている。山の頂上から麓までびっしりと占めるその姿はまさに圧巻である。
長い歴史がはぐくんだ伝統的な灌漑方式と農業生産方式が、「ハニ棚田」では、現在にまで伝えられている。要するに、河川、棚田、村、 森林が一体となった原始農業的な生態系が保持されているのである。



株式会社オアシス 代表取締役 得丸英利
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