祭りの後の”ももやき”

 


田舎で生活していると、ときおりネオンが恋しくなる。

雑居ビルに掲げられた無数の電照看板。
その谷間を行きかう人々たち。

そして、その合間をぬうように走るタクシー。

ある者は仕事帰りの憂さ晴らしや、ある者は商談だったり、接待だったり、ただ単に酒が飲みたい者もいるだろう。

ここでは、様々な人間模様が渦巻いている。

そして、一夜限りのドラマがあるのだ。

丁度、この夜は大分名物の府内戦紙(ふないぱっちん)の後ということもあってか、大分県最大の歓楽街である都町は結構賑わっていた。

私は自宅では普段まったく 晩酌はしないが、外に出ると豪快に飲む。

週末は必ず何かしらの飲み会がある。地元の集まりだったり、消防団、選挙関係、友人関係等 飲む口実は様々だか、この都町には月に最低でも2回は訪れる。

そして、大抵の場合 この「まんとく」に最初に入るのだ。

大分ではかなり有名な店だ。

私が初めて食べたのは、もうかれこれ18年位前になるだろうか、私はその美味さに驚愕してしまった。

こんな美味いものがあるのかと。

その当時はまだ、小さなお店だった。大将とおかみさんとで切り盛りしていた。
本当に店内は狭く、いつもカウンターはぎゅうぎゅう詰め状態だった。

しかし、今は場所を移し カウンターの長さも当時の4倍位になっている。
当然、座敷も比較にならない程広くなった。

弟子も4人程いるし、接客係も3人程いるが、やはり今でも大将は第一線でこの”ももやき”を一心不乱に焼いている。

立ち上がる炎の奥に映しだされる大将の顔は、実に男らしくて、勇ましい。

ここだけは昔とまったくかわらない。
何だか少し嬉しくなった。

メニューはいたってシンプルで、基本的には ”地鶏ももやき、地鶏たたき、羽根さしみ”の三種類に、後はおにぎりとか、おつまみ系が何種類かあるだけだ。

この日も店内は満員状態。いたる所で、笑い声や話し声や、中には怒鳴り声も入り混じり、その盛況ぶりを肌で感じた。

一度、騙されたと思って食べてもらいたい。きっと舌をうならせることは間違いないだろう。

 

株式会社オアシス 不動産部 主任 佐藤啓邦
問合せ先 estate@oasisu.co.jp TEL 097-582-1375まで
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